Project Management
先日「Project Retrospectives: A Handbook for Team Reviews (Dorset House eBooks) (English Edition)」を読んだばかりだけれど、別の調べ物をしていたら「Retrospectives Antipatterns」という本が最近発売されたことを知ってしまったので勢いで読んでみ…
読むのが骨な(積みがちな)技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第17回。今回はSteve McConnell氏の「More Effective Agile」後半部分(13章以降)がノルマである。最高にオス…
対象を決めたら2週間で読み切り、アウトプットして、感想戦をするという読書会企画の第15回。今回の対象は『他者と働く』である。この本は一度読んでいたので再読になる。良い本なのだけれども、なんだろう、この違和感は。他者と働く──「わかりあえなさ」か…
ウィズコロナなのかアフターコロナなのかはよくわからないけど、今回の新型コロナ感染拡大の事態を踏まえて分散アジャイルについての勘所について整理しようと思って、いろいろな調べてみた。世の中にはTips集と精神論ばかりが溢れている気がする。知りたい…
対象を決めたら2週間で読み切り、アウトプットして、感想戦をするという読書会企画の第14回。今回の対象は『チーム・ジャーニー』である。味わい深い本であるため、2回に分けることにしていて、今回は後半である第2部および全体の感想だ。前半の感想はこち…
対象を決めたら2週間で読み切りアウトプットしてから感想戦をするという読書会企画の第12回(意外と続いている)。今回の対象は『みずほ銀行システム統合 苦闘の19年史』である。みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正…
趣味の情報システム障害状況ウォッチ。前回に引き続き、今回も駆け足で確認。元ネタはこちら。みんな見たほうが良いよ! www.ipa.go.jp これまでのウォッチ履歴 情報システムの障害状況ウォッチ(2019年前半) - 勘と経験と読経 情報システムの障害状況ウォ…
How Complex Systems Fail – Perspectives の記事で紹介されていた「複雑なシステムはどのようにして失敗するのか(How Complex Systems Fail)」という論考が興味深かったので紹介する記事。 How Complex Systems Fail(PDF) 詳細はリンク先のPDF参照だが、紹…
名前だけは知っていた有名なソフトウェアトラブルの事例。「巨大システム 失敗の本質―「組織の壊滅的失敗」を防ぐたった一つの方法」という本で詳しく語られていたのを見て興味が沸いて、いろいろ調べてみた。今は調べたことを、少し後悔している。 米ナイト…
趣味の情報システム障害状況ウォッチ。前回に引き続き、今回も駆け足で確認。元ネタはこちら。みんな見たほうが良いよ! 情報システムの障害状況一覧:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 2018年後半(7~12月)の傾向 2018年前半はかなりハイペースで障害が…
DevOps関連の書籍(DevOps HandbookやEffective DevOpsなど)やPostmortem関連の記事でよく引用されている書籍「ヒューマンエラーを理解する―実務者のためのフィールドガイド」について調べたメモ。ヒューマンエラーを理解する―実務者のためのフィールドガイ…
ほぼ自分用メモ。人材の採用面接はいつも悩ましくて、いろいろ調べたり考えたりしている。いっぽうですぐに調べたことを忘れてしまう(だって人間だもの)のでストアしておく記事。定期的に更新していきたい。 現時点の採用面接の基本方針 所属組織のガイド…
開発者向けのPodcastの「しがないラジオ」を聞いていたら、SIer受託開発で「紙駆動開発(Paper Driven Development)」がキツかった的な話が面白かったので、いろいろ思うところを書いてみる。 しがないラジオ sp.19a【ゲスト: Dear_you_cry】楽しい!?PL/…
趣味の情報システム障害状況ウォッチ。2017年後半のウォッチが飛んでいるのは自分自身とか所属組織が巻き込まれたとかではなく、単に忙しくなって忘れていたから。とはいえ現在も忙しいので個別事象のピックアップは省略。過去に書いた関連記事は以下の通り…
前回の記事で紹介した「The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE」が気になるので、興味があるところから適当に読んでいる。The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE作者: Betsy Beyer,Niall Richard Murph…
The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべてで紹介されていた「産業安全についての神話」(補章E)が面白そうだったので調べてみた。ソフトウェア開発に限らず、工学全般の話。The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて作者: ジーン・キム,…
久しぶりのブログ更新。書籍「ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え」を読み終えた。この本の中で紹介されている歴史的なソフトウェア障害が気になったのでいろいろ自分で調べてみたメモ。トラブル好きなもので。 View this post on Instagram A post s…
Google SRE本を読み終わった。いや、これはすごい本だ。しかし非常に広範囲なプラクティスの詰め合わせ(というか論文集だ)のため、完全に消化不良である。ゆえに、同書で気になった箇所を少しずつ整理検討しているのだけれども、そのひとつがIncident Comm…
SEC Journal50号で2017年後半の情報システム障害状況まとめが公開されたので読んでみる記事。単なる野次馬なんだけれど、勉強になるので続けている。過去に書いた関連記事は以下の通り。 日経コンピュータ2017/8/3号特集「変わるITトラブル」を読んだ - 勘と…
最近コミニュケーションに関するいくつかの問題が身近にあって、いろいろと考えたことを書く記事。上司部下間のコミニュケーションの問題には階層があって、いちばん改善すべきなのは部下側ではなく上司側の問題だと思っていることについて。なお、顧客との…
趣味のITトラブルウォッチャー活動として、日経コンピュータ2017/8/3号の特集「変わるITトラブル 実例1096件分析、新事実が明らかに」を読んだ感想。日経コンピュータ創刊の1981年から現在まで「動かないコンピュータ」コーナーなどに掲載された事例を分析し…
株式会社アクシアさんのブログで、常駐開発バッシング(?)記事が最近掲載されている(http://axia.co.jp/2017-08-01)ことについて考えている。指摘されているような「不適切な常駐開発」というのは確かにあるのだろうけれども(ちなみにあまり目撃したことはな…
1月に公開されたIPA/SECさんの「システム再構築を成功に導くユーザーガイド」と、最近読んだ「レガシーソフトウェア改善ガイド」を踏まえて情報システムの再構築戦略について再整理してみる記事。再構築における、リファクタリング/リアーキテクティング/…
「ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント」で言及されていたシステム開発のトラブルプロジェクト事例「フォードのエベレストプロジェクト」について調べてみたメモ。2004年のシステム開発失敗事例の模様。ジョイ・インク 役職も部署もない…
「ソフトウェア開発プロジェクトの成功確率は3割」「ソフトウェア開発が失敗する原因は、往々にして上流工程(企画とか要件定義)にある」という都市伝説(?)に関して。これを説明する際によく紹介される業界データがやたら古かったり、引用があいまいだと…
SEC Journal48号で2016年後半の情報システム障害状況まとめが公開されたので読んでみる記事。いろいろあってすでに2017年も4分の1が過ぎてしまったので今更感もあるのだけれど。過去に書いた関連記事は以下の通り。 情報システムの障害状況ウォッチ(2016年…
気になったキーワード「アンチフラジャイル」について調べてみた。また類似の概念「レジリエンス」との違いについての現時点の理解とそれについて思ったこと。 アンチフラジャイル 自分がこのキーワードを知ったのはInfoQの記事なのだけれども、Qiitaにも整…
そもそもソフトウェア工学が死んでいるという議論もあるかもしれないが、これとは別にカーゴ・カルト・ソフトウェア工学的な問題が拡大している実感があるので、それについて考えたことをちょっと整理してみるもの。国内で技術者教育の手法の主力となってい…
有名なソフトウェア開発の失敗事例(トム・デマルコの「熊とワルツを」では「ろくでもないソフトウェア開発の象徴」とも呼ばれる)である DIA(デンバー国際空港)の自動手荷物処理システムについて、勉強がてら整理してみる記事。名前は知ってたけれど、ちゃ…
SEC Journal46号で2016年前半の情報システム障害状況まとめが公開されたので読んでみる記事。2015年度の分については以下のエントリを参照。生々しい話を読むと、自分がトラブルを引き起こす確率が減るんじゃないかと思っている。 情報システムの障害状況ウ…