Agile
主にアジャイル界隈で目にするスライドの一つが「完成した機能の64%は使われない」である。これはXP2002カンファレンスでStandish Group会長のJim Johnsonが発表した内容に含まれていたという。 - XP2002カンファレンス しかし、この情報はどれほど正しいの…
読むのがホネな(積みがちな)技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第25回。今回選んだタイトルは「エッセンシャル スクラム」である。ちょっと2週間で読むには分厚いので前後…
「Zombie Scrum Survival Guide (The Professional Scrum Series) (English Edition)」という本を発見したので読んだ感想。良い本でした。Zombie Scrum Survival Guide (The Professional Scrum Series) (English Edition)作者:Schartau, Johannes,Verwijs, …
先日「Project Retrospectives: A Handbook for Team Reviews (Dorset House eBooks) (English Edition)」を読んだばかりだけれど、別の調べ物をしていたら「Retrospectives Antipatterns」という本が最近発売されたことを知ってしまったので勢いで読んでみ…
ウィズコロナなのかアフターコロナなのかはよくわからないけど、今回の新型コロナ感染拡大の事態を踏まえて分散アジャイルについての勘所について整理しようと思って、いろいろな調べてみた。世の中にはTips集と精神論ばかりが溢れている気がする。知りたい…
そもそもソフトウェア工学が死んでいるという議論もあるかもしれないが、これとは別にカーゴ・カルト・ソフトウェア工学的な問題が拡大している実感があるので、それについて考えたことをちょっと整理してみるもの。国内で技術者教育の手法の主力となってい…
牛尾さんのブログで問題提起している「私はソフトウェアの専門家としてお答えすると、ウォータフォールは何のメリットも無いというのが私の意見である」という件について、自称ソフトウェア開発の専門家として考えたことを書いてみる記事。近しい各方面から…
書籍「ユーザーストーリーマッピング」を読んでいたら、テンプレートゾンビの話が出てきて面白かった。テンプレートゾンビは、デマルコの「アドレナリンジャンキー」に登場するソフトウェア開発のアンチパターンのひとつだ。というわけでデマルコ本を再読し…
いつか読もうと思っていた名著「ソフトウェア要求 第3版」を読んでゐる。ユースケースとユーザーストーリーについての説明がすごい腑に落ちたので勢い余って書き付けるもの。アジャイル開発プロセスとユースケースの関係について。 ソフトウェア要求 第3版に…
物理的に離れた拠点でアジャイル開発プロセスを実施すること、についてちょっと調べた際のメモ。なお、本によっては「スクラム オブ スクラムでやれば問題ない」といった乱暴な説明もあったのだが、そういった精神論はとりあえず無視。 ディシプリンド・アジ…
ソフトウェアの開発プロセスの比較記事?を読んだ感想というかメモ書き。なお詳細が書かれていると思われる「ユーザー企業ソフトウェアメトリックス調査2015」は未刊行なので、うわべを見ての野次馬コメント。 ウォーターフォールとアジャイル開発はどちらが…
書籍「アジャイルソフトウェア要求」の読書メモ。いわゆるエンタープライズアジャイルに関する方法論の一つであるSAFe(Scaled Agile Framework)の解説書。ソフトウェア要求の本ではあるが、事業戦略からデリバリーまでの全ての範囲を含んでいるというのが…
書籍「アジャイルソフトウェア要求」を読み始めている。高い!厚い!重い!ということで心折れそうだったので、丁度開催されてた勉強会に参加して読み方を聞いてきたのであった。 「アジャイルソフトウェア要求」を学ぶ。 - DevLOVE | Doorkeeper アジャイル…
妄想妄言の類い。工程の区切りで正気度チェック!という話ではなく。InfoQで「ロールプレイングゲームのダンジョンマスタとして学んだことをアジャイルコーチングに活用する」という記事を読んで考えたことなど。ちなみに「TRPGのGM」は、「テーブルトークロ…
世間ではアジャイルがダメだとかダメじゃないといった話題が盛り上がっていたようだ。個人的には、アジャイルがダメかどうかは知らないけれども貴様のプロジェクトがダメなんじゃね?と思ったのだけれども、その思考は水に流すことにする。ところで話題の記…
先日公開された「NTTデータはどうやってCCPMを導入したのか?」という資料を見ての感想。アジャイルという言葉を前面に持ってこずに、しかし結果として主にスクラムを中心としたプラクティスを現場に注入している(ような気がする)。CCPMを使って組織にアジリ…
TL上で目についたこのスライド「ウォーターフォール開発/スパイラル開発/アジャイル開発 お金と契約にまつわる本当の話」を見ながら考えたこと。「仕様がわからない」ことと「仕様が決められない」ということは違う。この二つは区別しなければいけないと思…
最初に注意書きを。本エントリは法務面で専門家ではない私が個人として意見見解を述べているものであり内容を保証するものではない(他のエントリもそうなのだけれども)。アジャイル開発に関する諸契約については専門家(自組織の法務部門等)に確認していただ…
先日発売された書籍「チケット駆動開発」をやっとのことで読み終えた。大変興味深い本だったのだが、仕事の状況などにかまけて通読するのに妙に時間がかかってしまった。ソフトウェア開発のコミュニケーションに関するプラクティスに関する本と捉えていて、…
達人出版会から発売された電子書籍「サムライ・エピソード」を読んだ。ひとことで言えば、アジャイルソフトウェア開発に関する日本人開発者26人のエッセイ集である。とはいえ、個人的には「アジャイル部分」は引いて読んだ。普通の開発者による、普通のソフ…
「「データモデルなきアジャイル」の危うさ: 設計者の発言」を読んで考えたこと。業務ソフトウェアの開発において、データベースを進化設計するのは厳しいと思っている。確かに技術的にはDBをリファクタリングしていくアプローチは可能だけれども、今のとこ…
プロジェクトの管理ツールとして、Pivotal Trackerがちょっと気になっている。このツールは所謂アジャイル開発プロセス向けに提供されていると理解しているのだけれども、個人的にはプロジェクトにはアジャイルもウォーターフォールも無いと思っている。とい…
最近ネットで話題になったスライド「ウォーターフォールの歴史」を見ながら、むしろ皆の仮想敵はウォーターフォールではなく、日本型ソフトウェアファクトリーなのではないかと考えた次第。 最近アジャイル界隈でよく聞く話 「自分の現場がウォーターフォー…
TwitterのTLを流れていたコトバをキャッチした。なるほど、と思う。 Hiroki Omae (pigeon6): 耳と目は、たくさん集めたほうが情報の量が増える。上手くやれば品質も向上する。「頭」をたくさん集めると、成果物の品質は、そこに集まった最低の人間が決定する…
このブログで知ったのだけども、フレデリック・ブルックスの銀の弾丸についてWikipediaにすごく詳細なページがある。知らなかった。というわけで、今回は(みんな大好き)銀の弾丸の話。 そういえば此処にも書かれていたけれども、この本をマネージャ屋で未…
大手ベンダーがアジャイル検定を始めるようで、これについてはいろいろな意見が出ているようだ。「これはアジャイルじゃない」というような意見もあるようだけれども、「いいアジャイル」も「悪いアジャイル」も無いと思う。むしろ「いいアジャイルは死んだ…
朝会はコミニュケーションの場であって、スクラムマスターやマネージャーへの報告の場ではない。でも、文化や出自の異なるメンバーで行うプロジェクトだと、いつのまにかミニ進捗みたいになってしまう。雰囲気作りも重要だと思うけど、それ以外にやれること…
前回のエントリの反応を眺めながら、そういえば「プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと」でこんな事が書かれていたのを思い出した。 アジャイル開発チームのための技術者を雇うとき、どんな素質が必要だと思いますか? それは幼稚園でうまくやってい…
わたしはまだ本格的な(?)アジャイル開発をやったことは無いけれども、周りのウォーターフォール脳に比べたらアジャイルプラクティスをプロジェクトに取り込むことが多い(プロジェクトマネージャーの立場で、スクラムマスター的に推進)。いくつかのプロジェ…
ソフトウェア開発の現場では、特定作業に特化した専門家による分業開発から、個々人が幅広い作業をこなす多能工による開発といった方向に変わりつつある。アジャイル開発プロセスそもそも多能工を前提としている。また、全般的なソフトウェア開発プロジェク…