勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

ゼネラリスト育成としてのGoogle APM

今、「ブリッツスケーリング」を読んでいるのだけれども、ゼネラリスト育成についての説明でGoogle APM(Associate Product Manager Program)が紹介されていたので、オッと思っていろいろと調べてみた。APMをゼネラリスト育成プログラムとしては見ていなかったなぁ。ちなみにブリッツスケーリングは第二次世界大戦における独の電撃戦(ブリッツクリーク)をヒントにした電撃的スケールアップのことのようです。

ブリッツスケーリングの初期段階では、スピードと適応力が必要なので、頭の回転が速く、不確実で変化の速い環境でさまざまな仕事を片づけられるゼネラリストが大いに重視される。
(中略)
グーグルではマリッサ・メイヤーが、アソシエイト・プロダクトマネジャー(APM)というプログラムを立ち上げた。このプログラムでは、ゼネラリストの価値を体系化している。新卒の技術者を製品ゼネラリストとして採用し、このプログラムを通して柔軟で適応力のある社員に育成しようとメイヤーは考えた。
ブリッツスケーリング、第4章 マネジメントのイノベーション

How Google WorksやWork Rulesではあまり取り上げられていないAPM

とりあえず手元にあった

を読み返してみたけれども、APMの説明はほとんどない。後者に至っては取り上げられてもいないような気がする。

Webで調べてみた

日本語で読める記事はこの2つが一番参考になった
tumada.medium.com
www.axion.zone

あと英語だけれども、かなり詳しく掘り下げた記事はこちら
candor.co

結局はローテーションとOJT

いろいろ読んでみたけれども、結局のところはローテーションを中心としたハードル高めのOJTといった感じ。