勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

軽めに情報システムの障害状況ウォッチ(2018年前半)

趣味の情報システム障害状況ウォッチ。2017年後半のウォッチが飛んでいるのは自分自身とか所属組織が巻き込まれたとかではなく、単に忙しくなって忘れていたから。とはいえ現在も忙しいので個別事象のピックアップは省略。過去に書いた関連記事は以下の通り…

LeanとDevOpsの科学/Accelerate翻訳版が出るみたい

先日英語版で読んだAccelerateがさっそく翻訳されたようだ。なるほど、タイトルはこうなるのか・・・LeanとDevOpsの科学[Accelerate] テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する impress top gearシリーズ作者: Nicole Forsgren Ph.D.,Jez Humble,Gene…

パフォーマンス分析に関するアンチパターン

いくつかの書籍に書かれたパフォーマンス分析に関するアンチパターンを整理してみた。ここに無いものでご存知のパターンがあればご教授いただきたい。アーキテクチャや組織のパターンはよく見るけど、対応手法に関するパターンってあんまり多くないのかも(…

最近チェックしている英語技術書(2018/11)

Safaribooksonlineを個人で利用できるようにしたので(詳しくはこちら)時々面白そうな本が無いかチェックしている。最近チェックした本についてのまとめ。なお、どれも完読はしていない。 Seeking SRE Seeking SRE: Conversations About Running Production…

新Kindle Paperwhiteが良さそうな一方で5年前に買った旧機種が現役という問題

新Kindle Papewhiteが発表された。順当に軽量化、高性能化されているだけでなく、ついに防水対応されたのでさすがにちょっと欲しくなっているKindle Paperwhite、電子書籍リーダー、防水機能搭載、Wi-Fi 、8GB(Newモデル)出版社/メーカー: Amazon発売日: 201…

State of DevOps Reportより踏み込んだ考察本「Accelerate: The Science Behind Devops: Building and Scaling High Performing Technology Organizations」が面白い

大分周回遅れなのだけれども、最近読んでいる「Accelerate: The Science Behind Devops: Building and Scaling High Performing Technology Organizations」がめっぽう面白い。なお以下にKindle本へのリンクを示すが、私はここに書いた手法で定額制の範囲内…

「The Art of Monitoring」で紹介されてた時系列データ可視化のコツ

先日読んだ「The Art of Monitoring」で紹介されていた時系列データ可視化の参考資料について調べたこと。Datadogの資料はすごく参考になる。The Art of Monitoring (English Edition)作者: James Turnbull発売日: 2016/06/08メディア: Kindle版この商品を含…

DevOps的な非機能要件(運用要件)リスト

The DevOps Handbookで紹介されていた The Top Ten DevOps “Operational Requirements” | DevOpsGroup を読んだら面白かったというメモ。国内ではあんまり取り上げられていないような気もする(もしくは私が不勉強で知らないだけ?)The DevOps ハンドブック…

技術書「The Art of Monitoring」ナナメ読み

The DevOps Handbookで紹介されていた「The Art of Monitoring」が面白そうだったのでナナメ読みしたメモ。The Art of Monitoring (English Edition)作者: James Turnbull発売日: 2016/06/08メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る Web-Scale企業(た…

英語技術書を機械翻訳で読みまくる方法

ふとしたキッカケで英語技術書を機械翻訳で読みまくれる環境を整備したら非常に快適になったのでご紹介。要約すると、定額制無制限の書籍サイトに加入して、バルクでGoogle翻訳をかけてざっくりと技術書を読む方法について。 これまでの英語技術書読書環境の…

Postmortem Culture: Learning from Failure(Site Reliability Engineering Workbookつまみ食い#2)

引き続き、「The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE」をつまみ食い中。今回は同書の「Chapter 10. Postmortem Culture: Learning from Failure」に関して。ポストモーテムなんて言葉は数年前までまったく聞いたことがなかったのだ…

ACM Professional Membershipの登録

思うところがあって、ACM Professional Membershipに登録したメモ。ACMはチューリング賞などで有名な米国の計算機学会。会員になると学会誌Communications of ACM (CACM)が読めたり、論文や様々な情報にアクセスしたり、特典としてSafari Books Online でO’R…

PagerDuty Incident Response Documentationが良さそう(Site Reliability Engineering Workbookつまみ食い#1)

前回の記事で紹介した「The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE」が気になるので、興味があるところから適当に読んでいる。The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE作者: Betsy Beyer,Niall Richard Murph…

無料公開されたSite Reliability Engineering Workbookが面白そうなので目次を機械翻訳

SREを実践するための手引きとなる書籍「Site Reliability Engineering Workbook」をGoogleが無料公開、8月23日まで - Publickeyで知ったのだけれども、以前に読んで大変参考になった「SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支える…

日本語で読めるperf linux profilerの情報を整理する

最近いろいろとperf linux profilerについて調べていたので、見つけた日本語情報を中心にまとめておく。あまり需要はなさそうだけど。 perf - Wikipedia 書籍で読めるperfの情報 詳解システム・パフォーマンス 詳解 システム・パフォーマンス作者: Brendan G…

2018年上半期に読んだ本まとめ

2018年1月~6月に読んだ本のまとめ。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。 2018年上半期に読んだ本 2018年1月~6月に最後まで読み終わった本…

産業安全についての神話(Some myths about industrial safety)について調べた

The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべてで紹介されていた「産業安全についての神話」(補章E)が面白そうだったので調べてみた。ソフトウェア開発に限らず、工学全般の話。The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて作者: ジーン・キム,…

「5億ドル?!を吹っ飛ばした、たった1つのバグ!」について調べた

久しぶりのブログ更新。書籍「ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え」を読み終えた。この本の中で紹介されている歴史的なソフトウェア障害が気になったのでいろいろ自分で調べてみたメモ。トラブル好きなもので。 アリアン5型ロケット爆発事故(1996年…

2017年下半期に読んだ本まとめ

2017年7月~12月に読んだ本のまとめ。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。 2017年下半期に読んだ本 2017年7月~12月に最後まで読み終わった…

Incident Command Systemについて調べた

Google SRE本を読み終わった。いや、これはすごい本だ。しかし非常に広範囲なプラクティスの詰め合わせ(というか論文集だ)のため、完全に消化不良である。ゆえに、同書で気になった箇所を少しずつ整理検討しているのだけれども、そのひとつがIncident Comm…

情報システムの障害状況ウォッチ(2017年前半)

SEC Journal50号で2017年後半の情報システム障害状況まとめが公開されたので読んでみる記事。単なる野次馬なんだけれど、勉強になるので続けている。過去に書いた関連記事は以下の通り。 日経コンピュータ2017/8/3号特集「変わるITトラブル」を読んだ - 勘と…

上司・部下間のコミニュケーションのKY問題

最近コミニュケーションに関するいくつかの問題が身近にあって、いろいろと考えたことを書く記事。上司部下間のコミニュケーションの問題には階層があって、いちばん改善すべきなのは部下側ではなく上司側の問題だと思っていることについて。なお、顧客との…

日経コンピュータ2017/8/3号特集「変わるITトラブル」を読んだ

趣味のITトラブルウォッチャー活動として、日経コンピュータ2017/8/3号の特集「変わるITトラブル 実例1096件分析、新事実が明らかに」を読んだ感想。日経コンピュータ創刊の1981年から現在まで「動かないコンピュータ」コーナーなどに掲載された事例を分析し…

ポジティブな客先常駐システム開発を考える

株式会社アクシアさんのブログで、常駐開発バッシング(?)記事が最近掲載されている(http://axia.co.jp/2017-08-01)ことについて考えている。指摘されているような「不適切な常駐開発」というのは確かにあるのだろうけれども(ちなみにあまり目撃したことはな…

Fireタブレットだけでゼロから学ぶDeep Learning

ちょっと思うことがあって、Amazon Kindle Fire HD8で「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」(電子版はAmazonではなくOreillyから購入)を読みつつ、Fireタブレット上にPythonの実行環境を作ってコードの実行までやって…

2017年上半期に読んだ本からお勧め図書を選んでみる(文芸、ビジネス、技術書)

昨年に引続き、2017年1月~6月に読んだ本についてふりかえってみるもの。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。 2017年上半期に読んだ本を並べ…

情報システムの再構築戦略についての現時点の理解整理

1月に公開されたIPA/SECさんの「システム再構築を成功に導くユーザーガイド」と、最近読んだ「レガシーソフトウェア改善ガイド」を踏まえて情報システムの再構築戦略について再整理してみる記事。再構築における、リファクタリング/リアーキテクティング/…

Kindleでケヴィン・ケリーの近著やSOFT SKILLSを始め技術書籍が50%オフ

久しぶりに割と広範囲にテクノロジー関連書籍が50%オフセールになっている模様。というわけで気づいたものを中心に紹介。 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則作者: ケヴィン・ケリー出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/07/27メディ…

音楽の所有をやめたことと、ケヴィン・ケリー〈インターネット〉の次に来るもの

ポエムの類。最近音楽の所有をやめたことと、最近読み終わったケヴィン・ケリー「〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則」について考えたこと。同書で語られるテクノロジートレンドは、割と実感に即しており、いろいろ考えさせられる。 …

フォードのエベレストプロジェクト

「ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント」で言及されていたシステム開発のトラブルプロジェクト事例「フォードのエベレストプロジェクト」について調べてみたメモ。2004年のシステム開発失敗事例の模様。ジョイ・インク 役職も部署もない…