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おっさんエンジニアの放送大学教養学部に入学記録4(2年目後期終了)

2020年4月から放送大学教養学部「人間と文化コース」に入学して、これまで勉強してこなかった人文系の勉強を始めている。2年目後期が終わったので感想などをまとめてみた。

目次

2年目後期に履修した科目

1年目と2年目前期は「公式に2科目受講し、それとは別に1科目聴講する(これは単位は得られない)」という方針でやってきたのだけど、後期は聴講ナシで2科目の受講のみとした。これは情報処理安全確保支援士の資格試験があったり、この期間に仕事の関係で別分野の勉強をガッツリする必要があったからだ。いったん区切りがついたので、次は聴講も復帰したい。

記号論理学('14)

記号論理学 (放送大学教材)

  • 今期の大当たり。物凄く刺激を受けた。これは全エンジニア学ぶべきと思ったくらいである。主に一階述語論理を中心に、論理学を学んでいく「情報」学科の科目である。
  • 自分が放送大学に入学した動機は「哲学について学びたい」だったのだけど、哲学について学んでいると「論理学」と「数学」の必要性に気づくというブーメランが発生していて、一方で自分の所属する「人間と文化コース」には論理学の良いコースが無かったので選んだもの。
  • 本講座を受講すると、自然言語の議論の論点整理がうまくなりそう(まだスラスラとはできない)という意味でも、引き続き深めていきたい分野である。
  • ちなみにエンジニア的な立場であると、この分野の応用として「Prolog」が存在する。よって今後はちょっとProlog学んでみようという気になっている。
  • まずは手始めにここから。

7つの言語 7つの世界

舞台芸術の魅力('17)

舞台芸術の魅力 (放送大学教材)

  • 1年目前期に受講した「西洋芸術の歴史と理論」の講師である青山先生の講座。テーマそのものにも強い興味があったが、この先生の説明は熱意にあふれているので、講師で選んだとも言える。
  • ギリシア悲劇に始まりオペラ、バレエ、ダンス、ミュージカル、現代演劇、能、歌舞伎、浄瑠璃などの歴史の概観と主要作品の紹介ということで盛沢山である。西洋芸術の授業でもそうだったが、時代背景を理解すると作品の理解も深まるという意味で、非常に勉強になった。そして、改めて見てみたい舞台作品が山積みとなったのだった……。
  • ただ1点残念なのは、特に海外の舞台芸術作品の紹介の一部が静止画像になっている点である。著作権、費用の問題とのことだがこれはかなり残念である。まあ、実際のところは受講後に動画を検索すればある程度見れるものも多いのだけれども。

来期(3年目前期)の予定

以下を履修する予定

あともう1科目聴講しようと思っている。数学系、もしくは心理学系を何か……