だいぶ久しぶりにIPAの情報処理技術者試験を受験してきたので記録しておく記事。区分はSC、いわゆる情報処理安全確保支援士である。初回受験。合否はもちろんまだわからない。
2021/12/17追記
無事に合格していました! 午前Ⅱ:80点、午後Ⅰ:73点、午後Ⅱ:67点(危なかった)
受験の動機
所属組織の制度や自分の立ち位置的に、資格取得が必要というわけではない(別に手当て等もない。受験費用は経費)。とはいえ昨今のIT業界におけるセキュリティの重要性の増大と、後進指導のためにも知識を泥縄式で獲得する必要を感じたのだった。
時系列でやったことのまとめ
- 4月頃:受験の意思を固める
- 5月頃:とりあえず翔泳社のセールを待って参考書を電子書籍(PDF)で購入
- 5月頃:IPAのサイトから過去3回分くらいの過去問と回答をダウンロード
- とりあえず午前Ⅰ試験の過去問をいきなりやってみる。年の功で平均6割くらいの正解は取れることがわかったので、午前Ⅰの対策は過去問のみで行くことにする
- 午前Ⅱの過去問もやってみたところ、こちらは苦戦することがわかった。知識量が足りない。まずはテキストを読みきってから対策することに
- 6月〜8月:ノートに手書きでメモを取りながら「情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2021年版」を読み進める(アナログに手書きなのは、午後の試験の筆記対策でもある)
- 9月上旬:午前Ⅱ、および午後試験の過去問を解き始める
- 午前Ⅱは6割以上の正解は出せるようになっていたので、解けなかった問題の復習のみに絞り込む
- 午後試験はかなり難しい事をこのタイミングで認識する。あせりはじめる
- 9月下旬:以下の記事を参考に追加のテキストを購入(おせーよ)
- このタイミングで午前問題の対策サイトの存在を知る(おせーよ2)
- 過去問を上記サイトで解きまくりつつ、試験10日前に届いた「うかる! 情報処理安全確保支援士 午後問題集 (日本経済新聞出版)」を読み始める(試験前に読み切ったが、ダウンロードできる追加コンテンツには手が届かなかった)
- 10月10日:受験
受験の感想
- 初回受験だからかもしれないが、試験範囲の知識が新鮮だったので、勉強自体は楽しめた(特にテキストを読んでいる時は)
- 午後の試験問題はだいたい「セキュリティ問題が発生して、調査して、対策する」事例問題になっていて、背徳感というか「他人の失敗は蜜の味」感がある。興味深い。
- ちなみに午後の試験問題に出てくる「上司」が有能。うらやま
- 試験そのものが「オンサイト会場で」「長時間着席して」「マークシートと筆記」という点はだいぶ不安だったが、やってみたら別になんともなかった。懐かしかった。
- ただし漢字記述能力には大いに不安だったので、前日に漢字の練習をだいぶやった。
- 高度情報処理技術者試験、といえば当日出席率の低さというイメージがあったが、やっぱり会場は空席(不戦敗)だらけ。試験費用が値上がりしているので、もったいない。
まあ、合格するかはわからないけれど(とりあえず午前は自己採点的には問題ない)なかなか興味深い勉強体験だったので記録しておく