勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

英語技術書を機械翻訳で読みまくる方法

ふとしたキッカケで英語技術書を機械翻訳で読みまくれる環境を整備したら非常に快適になったのでご紹介。要約すると、定額制無制限の書籍サイトに加入して、バルクでGoogle翻訳をかけてざっくりと技術書を読む方法について。 これまでの英語技術書読書環境の…

Postmortem Culture: Learning from Failure(Site Reliability Engineering Workbookつまみ食い#2)

引き続き、「The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE」をつまみ食い中。今回は同書の「Chapter 10. Postmortem Culture: Learning from Failure」に関して。ポストモーテムなんて言葉は数年前までまったく聞いたことがなかったのだ…

ACM Professional Membershipの登録

思うところがあって、ACM Professional Membershipに登録したメモ。ACMはチューリング賞などで有名な米国の計算機学会。会員になると学会誌Communications of ACM (CACM)が読めたり、論文や様々な情報にアクセスしたり、特典としてSafari Books Online でO’R…

PagerDuty Incident Response Documentationが良さそう(Site Reliability Engineering Workbookつまみ食い#1)

前回の記事で紹介した「The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE」が気になるので、興味があるところから適当に読んでいる。The Site Reliability Workbook: Practical Ways to Implement SRE作者: Betsy Beyer,Niall Richard Murph…

無料公開されたSite Reliability Engineering Workbookが面白そうなので目次を機械翻訳

SREを実践するための手引きとなる書籍「Site Reliability Engineering Workbook」をGoogleが無料公開、8月23日まで - Publickeyで知ったのだけれども、以前に読んで大変参考になった「SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支える…

日本語で読めるperf linux profilerの情報を整理する

最近いろいろとperf linux profilerについて調べていたので、見つけた日本語情報を中心にまとめておく。あまり需要はなさそうだけど。 perf - Wikipedia 書籍で読めるperfの情報 詳解システム・パフォーマンス 詳解 システム・パフォーマンス作者: Brendan G…

2018年上半期に読んだ本まとめ

2018年1月~6月に読んだ本のまとめ。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。 2018年上半期に読んだ本 2018年1月~6月に最後まで読み終わった本…

産業安全についての神話(Some myths about industrial safety)について調べた

The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべてで紹介されていた「産業安全についての神話」(補章E)が面白そうだったので調べてみた。ソフトウェア開発に限らず、工学全般の話。The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて作者: ジーン・キム,…

「5億ドル?!を吹っ飛ばした、たった1つのバグ!」について調べた

久しぶりのブログ更新。書籍「ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え」を読み終えた。この本の中で紹介されている歴史的なソフトウェア障害が気になったのでいろいろ自分で調べてみたメモ。トラブル好きなもので。 アリアン5型ロケット爆発事故(1996年…

2017年下半期に読んだ本まとめ

2017年7月~12月に読んだ本のまとめ。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。 2017年下半期に読んだ本 2017年7月~12月に最後まで読み終わった…

Incident Command Systemについて調べた

Google SRE本を読み終わった。いや、これはすごい本だ。しかし非常に広範囲なプラクティスの詰め合わせ(というか論文集だ)のため、完全に消化不良である。ゆえに、同書で気になった箇所を少しずつ整理検討しているのだけれども、そのひとつがIncident Comm…

情報システムの障害状況ウォッチ(2017年前半)

SEC Journal50号で2017年後半の情報システム障害状況まとめが公開されたので読んでみる記事。単なる野次馬なんだけれど、勉強になるので続けている。過去に書いた関連記事は以下の通り。 日経コンピュータ2017/8/3号特集「変わるITトラブル」を読んだ - 勘と…

上司・部下間のコミニュケーションのKY問題

最近コミニュケーションに関するいくつかの問題が身近にあって、いろいろと考えたことを書く記事。上司部下間のコミニュケーションの問題には階層があって、いちばん改善すべきなのは部下側ではなく上司側の問題だと思っていることについて。なお、顧客との…

日経コンピュータ2017/8/3号特集「変わるITトラブル」を読んだ

趣味のITトラブルウォッチャー活動として、日経コンピュータ2017/8/3号の特集「変わるITトラブル 実例1096件分析、新事実が明らかに」を読んだ感想。日経コンピュータ創刊の1981年から現在まで「動かないコンピュータ」コーナーなどに掲載された事例を分析し…

ポジティブな客先常駐システム開発を考える

株式会社アクシアさんのブログで、常駐開発バッシング(?)記事が最近掲載されている(http://axia.co.jp/2017-08-01)ことについて考えている。指摘されているような「不適切な常駐開発」というのは確かにあるのだろうけれども(ちなみにあまり目撃したことはな…

Fireタブレットだけでゼロから学ぶDeep Learning

ちょっと思うことがあって、Amazon Kindle Fire HD8で「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」(電子版はAmazonではなくOreillyから購入)を読みつつ、Fireタブレット上にPythonの実行環境を作ってコードの実行までやって…

2017年上半期に読んだ本からお勧め図書を選んでみる(文芸、ビジネス、技術書)

昨年に引続き、2017年1月~6月に読んだ本についてふりかえってみるもの。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。 2017年上半期に読んだ本を並べ…

情報システムの再構築戦略についての現時点の理解整理

1月に公開されたIPA/SECさんの「システム再構築を成功に導くユーザーガイド」と、最近読んだ「レガシーソフトウェア改善ガイド」を踏まえて情報システムの再構築戦略について再整理してみる記事。再構築における、リファクタリング/リアーキテクティング/…

Kindleでケヴィン・ケリーの近著やSOFT SKILLSを始め技術書籍が50%オフ

久しぶりに割と広範囲にテクノロジー関連書籍が50%オフセールになっている模様。というわけで気づいたものを中心に紹介。 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則作者: ケヴィン・ケリー出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/07/27メディ…

音楽の所有をやめたことと、ケヴィン・ケリー〈インターネット〉の次に来るもの

ポエムの類。最近音楽の所有をやめたことと、最近読み終わったケヴィン・ケリー「〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則」について考えたこと。同書で語られるテクノロジートレンドは、割と実感に即しており、いろいろ考えさせられる。 …

フォードのエベレストプロジェクト

「ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント」で言及されていたシステム開発のトラブルプロジェクト事例「フォードのエベレストプロジェクト」について調べてみたメモ。2004年のシステム開発失敗事例の模様。ジョイ・インク 役職も部署もない…

ソフトウェア開発の失敗確率と、原因が上流工程にあるという根拠データを確認してみた

「ソフトウェア開発プロジェクトの成功確率は3割」「ソフトウェア開発が失敗する原因は、往々にして上流工程(企画とか要件定義)にある」という都市伝説(?)に関して。これを説明する際によく紹介される業界データがやたら古かったり、引用があいまいだと…

情報システムの障害状況ウォッチ(2016年後半)

SEC Journal48号で2016年後半の情報システム障害状況まとめが公開されたので読んでみる記事。いろいろあってすでに2017年も4分の1が過ぎてしまったので今更感もあるのだけれど。過去に書いた関連記事は以下の通り。 情報システムの障害状況ウォッチ(2016年…

日経BPさんKindleセールで「Cloud First Architecture 設計ガイド」など50%ポイント還元中

目に付いたのでピックアップ。日経BPさんの書籍がKindleで50%ポイント還元中の模様(あさって3/12まで?)。見逃しもあったかもしれないけど「Cloud First Architecture 設計ガイド(日経BP Next ICT選書)」など初めて大幅値下げとなった気がする(即刻購入し…

マイ仕事術2017を「マニャーナの法則」を読んでアップデート

ある時期から仕事術や手帳術に関する書籍は読まないようにしていたのだけど、いろいろなところで「マニャーナの法則」がオススメされたのでこの手の本としては久しぶりに読んでみた。いろいろと示唆があったので、整理してみる。仕事に追われない仕事術 マニ…

エンジニアのHR系(?)書籍などがKindleでセール中

昨日までもセールだったのだけど、値引率(ポイント還元含む)がさらに増えたようなので目についたものを紹介しておく。価格は変動するので購入時には確認いただきたい。その「エンジニア採用」が不幸を生む ?良い人材を見つけ、活躍してもらうには何が必要…

ソフトウェアにおけるアンチフラジャイルとレジリエンス

気になったキーワード「アンチフラジャイル」について調べてみた。また類似の概念「レジリエンス」との違いについての現時点の理解とそれについて思ったこと。 アンチフラジャイル 自分がこのキーワードを知ったのはInfoQの記事なのだけれども、Qiitaにも整…

祝復刊!Googleもホロウィッツも参考にしている「インテル経営の秘密」が手軽に買える

長らく絶版で入手困難だった、アンドリュー・S・グローヴの「インテル経営の秘密」が装いも新たに復刊されたのでご紹介。HIGH OUTPUT MANAGEMENT作者: アンドリュー・S・グローブ出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2017/01/11メディア: Kindle版この商品を含…

2016年下半期に読んだ本からお勧め図書を選んでみる(文芸、ビジネス、技術書)

上半期に引続き、2016年7月~12月に読んだ本についてふりかえってみるもの。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。 2014年に読んだ68冊からお…

カーゴ・カルト・ソフトウェア工学とか

そもそもソフトウェア工学が死んでいるという議論もあるかもしれないが、これとは別にカーゴ・カルト・ソフトウェア工学的な問題が拡大している実感があるので、それについて考えたことをちょっと整理してみるもの。国内で技術者教育の手法の主力となってい…