読むのがホネな(積みがちな)技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第22回。今回選んだタイトルは「その仕事、全部やめてみよう――1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」」である。
いまあらためて
「2020年版、書籍版・小野和俊のブログ」
のような形でまとめたらどんな風になるだろう。
そんな風に考えながらこの1年半ほど本を書いていました。
本を出しました。「その仕事、全部やめてみよう」 : 小野和俊のブログ
エッセンスは残っているけど、完全新作になっているような・・・
「その仕事、全部やめてみよう」の全般的な感想
というわけで本書は現在クレディセゾンの常務執行役員CTOの小野さんの発想と経験をまとめた本である。読み終わった感想はこうだった。
#FinishReading「その仕事、全部やめてみよう」 https://t.co/rsOtjQEaF0 読了。面白い。エンジニアなら誰でも考える企業経営の不合理を斬り捨てる本。「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」という感じ https://t.co/0GXOJg5vrs
— Kent Ishizawa (@agnozingdays) 2021年1月3日
本書はタイトルでもある「その仕事、全部やめてみよう」がポイントだと思う。
ベンチャーや大企業問わず、どんな仕事にも共通する「仕事を合理化するポイント」があることが見えてきた。逆にいえば、共通する「無駄」があるのだ。冒頭のケースは決して珍しいことではない。本書では、やめるべき仕事・考え方をさまざまな角度から見ていきたいと思う。
その仕事、全部やめてみよう――1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」 (はじめに――ITベンチャーと老舗金融企業で学んだこと、より)
一般的には「やめる」前に「改善する事」を検討するのだと思う。しかし本書の考え方はそうではない。「やめる」事からちゃんと考えるのである。小野さんのこのシンプルだが強力なまなざしが、様々な活躍の結果に繋がっているんじゃないかと思う。
本書に紹介されていない、小野さんブログの見どころ
というわけで本書はたいへんに素晴らしく、参考になる点が多いのでオススメなのだけれども、残念ながらブログから収録されなかったネタも多いようだ。というわけで本書に紹介されていない小野さんブログの見どころを紹介しておく。