読んでみたい本が多すぎる。が、よく考えてみたら米oreillyのサービスに加入しているので何冊読んでも追加でお金はかからない(定額読み放題)。というわけで、目ぼしい未読の洋書技術書について、まず冒頭だけざっと読んでみた。
今回目をつけているのは以下。
- More Fearless Change: Strategies for Making Your Ideas Happen
- The Age of Agile: How Smart Companies Are Transforming the Way Work Gets Done
- Clean Agile: Back to Basics (Robert C. Martin Series)
- The Pragmatic Programmer: your journey to mastery, 20th Anniversary Edition (2nd Edition)
- Beyond Legacy Code: Nine Practices to Extend the Life (and Value) of Your Software
More Fearless Change: Strategies for Making Your Ideas Happen

More Fearless Change: Strategies for Making Your Ideas Happen (English Edition)
- 作者: Mary Lynn Manns,Linda Rising
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2015/02/20
- メディア: Kindle版
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以下のページでは増補改訂版と紹介されていたのだけれども、SNSでつぶやいたら翻訳者の川口さんから「別本の扱いです」とのコメントが。
今回の特別ワークショップでは、今月末に出版される『More Fearless Change』のパターンを用いたワークショップを行います。この本は、とても有名な『Fearless Change』の改訂増補版です。
というわけで、ざっくり目次比較もしてみたのだけれども、確かに別本のようだ。ストーリーというか、パターンの使い方の解説部分は減って、追加のパターン+既存のパターンに関する説明が主となっている。
冒頭を斜め読みしてみたけれども、前作出版後の10年の議論などから発見されたパターンについて書かれているっぽい。
ただ、この本はGoogle翻訳だと非常に読み難い(おそらく相性の問題)ので、これ以上読み込むのは見送り。組織変革などの悩みに直面したら、トライしてみるかもしれない。
個人的な期待度:★(悩んだ時に手にとるかも)
The Age of Agile: How Smart Companies Are Transforming the Way Work Gets Done

The Age of Agile: How Smart Companies Are Transforming the Way Work Gets Done (English Edition)
- 作者: Stephen Denning
- 出版社/メーカー: AMACOM
- 発売日: 2018/02/08
- メディア: Kindle版
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この本の中心テーマは、企業が組織や組織化の方法を根本的に改革し、新しい管理パラダイムを取り入れなければならないというものです。
新しい管理パラダイムは、目的地ではなく旅です。それは、技術革新を決して終わることのない関係の両方の組織が顧客のために生成し、特定の技術革新の面でと経営そのものの実施に着実に改善。企業は、「私たちは今アジャイル」であるため、リラックスできる安定した状態に「到達」することはありません。新しいパラダイムを採用するには、継続的なコミットメントと経営陣のリーダーシップが必要です。
この本は、それぞれの旅のさまざまな段階にある企業のスナップショットを提供します。それらが現在の場所に到達したことは、将来の成功を保証するものではありません。これらの企業は、新しい目標、原則、価値観を受け入れ、継続的なイノベーションで顧客を喜ばせ続けた場合にのみ繁栄し続けます。
というわけで、本書は経営パラダイムとしてアジャイルを取り組む方法に関する話のようだ。目次を見ていると様々な企業の事例分析も含まれている模様。技術書というよりビジネス書だけど、けっこう面白そう。
個人的な期待度:★★★(ぜひ通読したい!)
Clean Agile: Back to Basics (Robert C. Martin Series)

Clean Agile: Back to Basics (Robert C. Martin Series)
- 作者: Robert C. Martin
- 出版社/メーカー: Prentice Hall
- 発売日: 2019/10/24
- メディア: ペーパーバック
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この本は研究成果ではありません。私は熱心な文献レビューを行っていません。あなたが読んでいるのは、アジャイルとの20年にわたる関わりについての私の個人的な記憶、観察、意見です。これ以上でもそれ以下でもありません。
この本は、プログラマーと非プログラマーを対象としています。技術的ではありません。コードはありません。プログラミング、テスト、および管理の深い技術的な詳細に触れることなく、アジャイルソフトウェア開発の本来の意図の概要を提供することを目的としています。
技術エッセイ好きとしては、かなり興味をそそられる内容である。
私はこの序文を2019年の最初の日に書いています。そのリブートからほぼ20年が経ちました。どうして?なぜなら、アジャイルのシンプルで小さなメッセージは、この数年間で混乱してきたからです。リーン、カンバン、LeSS、SAFe、モダン、スキルド、その他多くの概念が混在しています。これらの他のアイデアは悪くありませんが、元のアジャイルメッセージではありません。
ここでいうリブートとは、90年代のソフトウェア開発の混乱の後の業界の再起動とアジャイルソフトウェア開発宣言のことである。そして、もしかすると大規模アジャイルに関する警鐘も書かれているような気がする。非常に気になる。
個人的な期待度:★★★(ぜひ通読したい!)
The Pragmatic Programmer: your journey to mastery, 20th Anniversary Edition (2nd Edition)

The Pragmatic Programmer: your journey to mastery, 20th Anniversary Edition (2nd Edition)
- 作者: David Thomas,Andrew Hunt
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2019/09/23
- メディア: ハードカバー
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- 20年前、新しいクライアントとの議論を短縮するために書いたメモを発展させることにより「達人プログラマ」は生まれた
- 20年が経過して、多くのソフトウェアは寿命が来て世代交代した。しかし、ソフトウェア開発の常識、実践とアプローチは変化していない
- 20周年版を出すにあたって、テクノロジー面の更新に加えて、20年の経験を踏まえた見直しを行った
その結果、この本はテセウスの船のようなものです。本のトピックのおよそ3分の1は真新しいものです。残りの大部分は、部分的または全体的に書き換えられています。私たちの意図は、物事をより明確にし、より関連性のあるものにし、できれば時代を超越したものにすることでした。
うーん、つまり全部読み直さないといけないということか。
興味深いけれども、自分の興味としては後回しかなぁ。若手エンジニアの皆さん、もしくは未読の方は読んだほうがよさそうだけれども。
個人的な期待度:★(きっと良い本だけれども、読み直す時間が無いので後回し)
Beyond Legacy Code: Nine Practices to Extend the Life (and Value) of Your Software

Beyond Legacy Code: Nine Practices to Extend the Life (and Value) of Your Software (English Edition)
- 作者: David Scott Bernstein
- 出版社/メーカー: Pragmatic Bookshelf
- 発売日: 2016/03/08
- メディア: Kindle版
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レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス
- 作者: David Scott Bernstein,吉羽龍太郎,永瀬美穂,原田騎郎,有野雅士
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2019/09/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ソフトウェア開発者と協力するマネージャーのために、この本は、9つの重要なプラクティスに投資することで、チームがより効率的に作業してレガシーコードに陥らないソフトウェアを提供する方法を示します。そして、それを行うには、単なる技術的なTo Doリスト以上のものが必要です。その理由を方法に追加する原則をしっかりと理解する必要があります。
というわけで、後半は具体的なプラクティスの説明になっている。9つのプラクティスは以下の通り。
- プラクティス1 やり方より先に目的、理由、誰のためかを伝える
- プラクティス2 小さなバッチで作る
- プラクティス3 継続的に統合する
- プラクティス4 協力しあう
- プラクティス5 「CLEAN」コードを作る
- プラクティス6 まずテストを書く
- プラクティス7 テストでふるまいを明示する
- プラクティス8 設計は最後に行う
- プラクティス9 レガシーコードをリファクタリングする
一方で注目したいのは前半の総論的なレガシーコード論である。これは面白そうなのだけれども、原著で読むのは骨が折れるので訳書を買うべきな印象。SNSのタイムラインをみていても賞賛の声がよく見えるし、有用度が高そうなので訳書を買ってしまおうかなぁ。Kindleでセールになっていたら間違いなく購入するのだけれども、日本オライリーだとセールになることは無いのが残念。
個人的な期待度:★★★(有用度高そう。訳書購入を検討!)
ところで、前回チェックした本とその後の状況
前回も何冊かチェックしているのだけれども、
現在はその中から1冊「Release It!: Design and Deploy Production-Ready Software (English Edition)」について、少しずつ読み進めている状況。途中経過は以前に書いた。Part.2は現在下書き中。
現在オンラインで本書を扱った読書会が進行中なので、参加しはじめている(#3のみだけど)。遅い時間スタートかつ自宅から参加できるので(社畜派でも)お勧め。
時間が足りないのだよ。そして月末からはDQ11(Switch版)に着手する予定なので重ねてマズイ状況。