勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

エンジニアの素振り

ソフトウェア技術者の勉強会やブログなどで「素振り」という単語をよく見かける。また自分でもエンジニアの素振りは重要だと思っているので、よく口にする。しかし、なんとなく皆が言っている素振りと自分が言う素振りには差があるのではないかと思い始めた。

素振りはあくまで素振り

武術を極めるまで何度も繰り返し練習をするという考え方もあるかもしれないけど、自分は「素振り」はあくまで「素振り」でいいと思っている。もうすこし具体的にいうと、「実際のプロジェクトで使えるかどうかをざっくりと確認する」程度で良いのではないかと。

一般用語/素振り

  • 鍛錬や練習のために、手に持った物を実際に使う時のように振る事。MHシリーズでは勿論武器を振り回す事である。遠距離武器ではあまりしない。
  • とりあえず初めて扱う武器なら、まずは素振りをして基本的な攻撃のリーチや範囲を確認しよう。自分の攻撃をよく知らなくては戦う事など出来る筈がない。コンボやその応用はそれからでも遅くない。また、天ノ型や嵐ノ型を取得した際も当然行う。
  • 攻撃を空振りしたハンターが「い、今のは素振りだから!」などと叫ぶ事がある。しかし大剣の強溜め斬りやハンマーのアッパースイング、太刀の気刃大回転斬り等のコンボのフィニッシュ技だけを当てたい場合もあるので、戦法としての素振りや空振りもある。

http://wikiwiki.jp/nenaiko/?%B0%EC%C8%CC%CD%D1%B8%EC%2F%C1%C7%BF%B6%A4%EA

対象の技術なり方法論なりプラクティスが

  • どんな問題を解決するのか
  • どんな問題は解決しないのか
  • 新たにどんな問題(リスク)を持ち込むのか
  • 導入にはどれくらいのハードルがあるのか

がわかるくらいに、ブンブンと振ってみれば十分だと考えている。

あと、いつか顧客向けのデモで盛大に失敗して「い、今のは素振りだから!」という技もマスターしておきたい。