ふとしたキッカケで英語技術書を機械翻訳で読みまくれる環境を整備したら非常に快適になったのでご紹介。要約すると、定額制無制限の書籍サイトに加入して、バルクでGoogle翻訳をかけてざっくりと技術書を読む方法について。
https://www.flickr.com/photos/62277986@N00/2904221707
これまでの英語技術書読書環境の問題点
- 英語苦手
- 洋書は読めなくは無いけど英語力の問題で読むのが遅いのがツラい
- 文書を電子書籍やPDFからコピペして機械翻訳するのはとっても面倒
- SREWorkbookが期間限定でPDF無料ダウンロードできたのだけど、読むのが大変
- 無料公開されたSite Reliability Engineering Workbookが面白そうなので目次を機械翻訳 - 勘と経験と読経
- 翻訳書は割と高価(当たり前だけれど)
- 物理書籍なら社費で買えるけど、デジタルのほうがいいんだよね
というわけで原著(洋書)をコピペラブルな状態で購入できないの?
と考えていろいろ調べたところ、予想外に有用な方法が判明したのだった。
SafariBooksOnlineが予想以上に優秀
さて、いろいろと調べてみると現在米オライリーは単品での電子書籍の直販は行っておらず、定額読み放題のサービスをメインとしているようだ。
なるほど。というわけでさっそく SafariBooksOnlineを調べてみると、有料ながら
- なんと書籍はPDF等ではなく通常のWebページとして閲覧できる
- ファイルとしてダウンロードすることは出来ないが、iOS/Android用のアプリを使えばオフラインアクセス用の一時保存も可能(この場合Web翻訳は出来ない)
- 対象はオライリーが発行している書籍に限らず、様々な出版社の本を取り扱っている
- APress
- IT Revolution Press
- Addison-Wesleyも!
- Pearsonも!
- 加えて出版前のアーリーリリース/ベータ版の書籍も閲覧できる
- 各種のオンラインセミナーやチュートリアルビデオなども充実
というわけで超優秀なのである。
費用の問題
ところがSafariBooksOnlineはコンテンツが充実している一方で、お値段は相応である。月額39$、年額399$とちょっとお高い。
が、いろいろ調べてみると様々な学会などの会員サービスとして利用するという裏技があるのである。例えばACMの会員になれば年額99$で無制限にアクセスできる。これは安い!(なお、過去には利用方法に制限があったようだが、現在はフルサービスが利用可能のようだ)
- ACM会員登録方法は以下の記事参照
追記:会員特典としてO'Reilly Online Learningが利用できるオプションは2022/7/1からは利用できなくなります
まとめ:英語技術書を機械翻訳で読みまくる
というわけでまとめると
で、読みまくる環境を実現することができる。これで、PCからでもモバイルからでも好きなだけ最新の技術書を読むことが可能である。
興味を持ったらまずSafariBooksOnlineで無料トライアルを試したあと、そのアカウントは捨ててACM会員登録するのがオススメである。
で、最近何を読んでるかというと
いったん読み終わって現在はこちらの本を読んでいる
Hey I wrote a book! Check out what @martinfowler has called the "software book of the year" and @adrianco puts in his top 4 reads for 2018: Accelerate: The Science of Lean Software and DevOps, coauthored with @jezhumble and @RealGeneKim https://t.co/RCSUM1dw2b
— dr. nicole forsgren (@nicolefv) 2018年8月12日
いやあ、良い世の中になったものだ。