最近いろいろとperf linux profilerについて調べていたので、見つけた日本語情報を中心にまとめておく。あまり需要はなさそうだけど。
書籍で読めるperfの情報
詳解システム・パフォーマンス
- 作者: Brendan Gregg,西脇靖紘,長尾高弘
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 6章 CPU
- 6.6.12 perf
- システムプロファイリング
- プロセスのプロファイリング
- スケジューラのレイテンシ
- stat
- ソフトウェアトレーシング
- ドキュメント
perf(1) コマンドは、もともと PCL(Performance Counter for Linux)と呼ばれていたが、その後プロファイリングとトレーシングのためのツールコレクションに発展し、現在は LPE(Linux Performace Events)と呼ばれている。各ツールは、サブコマンドとして選択される。たとえ ば、perf statは、CPCベースの統計を提供するstatコマンドを実行する。
詳解 システム・パフォーマンス
LINUX カーネル HACKS
Linuxカーネル Hacks ―パフォーマンス改善、開発効率向上、省電力化のためのテクニック
- 作者: 池田宗広,大岩尚宏,島本裕志,竹部晶雄,平松雅巳,高橋浩和
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2011/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 50回
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- 8章 プロファイリング、トレース
- 64. perf toolsを使ったプロファイリング(その1)
- 65. perf toolsを使ったプロファイリング(その2)
- 66. カーネルやプロセスの様々なプロファイリングを行う
- 67. カーネルの関数呼び出しをトレースする
- 68. ftraceのプラグイントレーサ
- 69. カーネルの動作イベントを記録する
- 70. trace-cmdを使ったカーネルトレース
- 71. 動的トレースイベントをカーネルに追加する
- 72. SystemTapを使ったカーネルトレーシング
- 73. SystemTapで対話的なプログラムを書く
- 74. SystemTapのスクリプトを再利用する
- 75. SystemTapを運用する
ソフトウェアやシステムのスループットやレイテンシを改善することで、計算機を効率よく使うことができます。特にOSSでは、自分でソースコードを手に入れ、これらのパフォーマンスを改善することが可能です。
Linuxカーネルの開発者たちも、品質を向上するためにパフォーマンス解析を行っています。このため、カーネル内に様々なパフォーマンス解析や動作解析を行うための機能が追加されています。この章では、perf toolsによるパフォーマンス解析や、ftraceを使った動作解析、SystemTapを使ったプログラマブルトレーシングなどを説明します。もちろん、これらの機能は、カーネルのパフォーマンス解析だけでなく、ユーザプログラムの解析や、システムのトラブルシューティングなどにも有用です。
Linuxカーネル Hacks ―パフォーマンス改善、開発効率向上、省電力化のためのテクニック
Webで日本語で読むperf
いろいろ参考になった記事などを中心に(新しいものを発掘したら随時追加予定)