激しく周回遅れだけれども、「SIerの闇・Excelにエビデンス貼付け - Togetterまとめ」という話を読んで考えた事。あまり整理せずに書く。
photo by Remko van Dokkum
ソフトウェアのテスト結果でスクリーンショットをエビデンスとして作成することについて
- まとめ記事を斜め読みしていると「ちゃんとテストした事の証明として」やるような話が出てくるのだけれども、その目的に体する手段としてスクリーンショットのエビデンスを用いるのは、あまり上手くないと思う。
- 手抜きを牽制するにしてもコストが高すぎる
- (テスト内容の良し悪しは別にして)ログなりで対象が動作した事が確認できればそれで十分だろう
- じゃあ、ソフトウェアのテスト結果でスクリーンショットをエビデンスとして作成する意味はあるのか、と言われると「有識者がレビューすることによってバグを発見できる」可能性がある時に限って、「テスト結果をレビューをするなら」意味があると思っている
- 有識者自身がテストできるのであればいいけれど、ソフトウェアの規模などによって困難な場合に限った話
- 「テスト実施者が見落とした不備」とか「(条件が複雑で)テスト実施者が適切なテストをしていないこと」とかを発見することを期待する
というわけで、自分の中ではこの手のテスト結果エビデンスを作成することは、レビューを行う事とセットになっているんだけど、世の中的にはそうではなさそうでちょっと怖い。