勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

パタヘネを読む4(付録A、B) #デッドライン読書会

読むのがホネな(積みがちな)技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第45回。常時、けっこうな量の積読があるのだけれども、知り合いと読書期日を約束することによって消化が捗るという仕組み。ここ最近はこんな本を読んでいる。

さて、ここしばらくずっと取り組んできた通称パタヘネすなわち「コンピュータの構成と設計 MIPS Edition 第6版 上」の印刷された部分を読んでいくシリーズもいよいよ4スプリント目である。というわけで、付録A、Bを読んだというか目を通した・・・

コンピュータの構成と設計 MIPS Edition 第6版 上コンピュータの構成と設計 MIPS Edition 第6版 下

ちなみに本書の恐ろしいところは、印刷されていない付録が大量にあるというところだ。付録部分もキッチリと翻訳されていて面白そうなのだが、たぶんもう1冊分くらいあるぞ。これはおいおい読んでいきたい。

パタヘネ全体の感想

一般的には難しすぎる本だと思う。読んだ自分を褒めたい。大学の授業でサポートとプレッシャーを受けながら学びたい本。

本書はわたしのような普通のソフトウェア開発に関わる人間にとっても、必読書とはとても言い難い。後輩や同僚に勧めることもないだろう(自慢はするかも)。先人たちの知恵と工夫で、本書に書かれているような基礎を知らなくても平均的なソフトウェア開発をするのは難しくなくなったのだ。

とはいえ、それはあくまで平均的なソフトウェア開発の場合であって、特にパフォーマンスを中心としたシビアな要求やトラブルが発生した際には本書で学んだ知識が活用されることはあると思う。また、新技術に触れる際にも本書の知識は大きく役立つだろう。

とはいえ、難しい。
hak & tomzohちゃんねる の動画が更新されて、復習できるといいなぁ……

今回読んだ範囲の感想

A. アセンブラ、リンカ、SPIM シミュレータ

B. 論理設計の基礎

次回

これでパタヘネを読むシリーズは終了である。次は読む本は何にしますかね(そろそろ、秋の情報処理技術者試験が近くなってきているのだけれども)