本ブログでときどき言及している、超上流工程向けの開発方法論である「要求開発」というものがある。以前は書籍やコミュニティサイトでの公開文書などがあったのだけれども、現在は入手困難であったりサイトは閉鎖されている。というわけで、復刻してみたという話。Zennというエンジニア向けの情報コミュニティに掲載している。無料です。Zennの仕組みで感想などをフィードバックすることもできる。
復刻について
どうやったのか
以前に存在していた要求開発のサイトのインターネットアーカイブから当時の資料を取り出して、AIに入力して下書きを書かせ、ブラッシュアップして作成している。とはいえ全自動ということはなくて、だいぶ試行錯誤をしている。元のサイトの文章のコピーでもない形にはなっているはずである。
また、現在(2026年)の時点で明らかに古すぎる情報や、現代の読者にわかりにくい表現なども見直すように心がけている。またコラムという形で過去にはなかった、わたしの意見も少し足している。
どうしてやったのか
以前にに記事で言及した通り、改めて見直されても良い方法論のように考えたからである。
agnozingdays.hatenablog.com
あとは、ついカッとなってやりました。
権利的に問題ないのか
参考にしているアーカイブ上の要求開発のサイトでの掲載情報はそもそもクリエイティブ・コモンズのCC-BYというライセンスで公開しており翻案することが許諾されているという点で、問題ないはずだ。また、ややこしい話だが、そこで掲載されていた文書というのは、当時コミュニティのメンバーとしてわたしが執筆していたということもあり問題ないだろう(誤解のないように補足しておくと、要求開発という手法を考えたのはわたしではない。わたしは分散している各種の資料を統合して、Openthology Ver1.0の文書化をしていたに過ぎない)。
なお、要求開発は出版社から2冊の書籍として発売されている。これらの書籍については手元になかったので参考にしていない(わたしは出版に関与もしていないので、原稿すら持っておらず、AIにも入力していない)。この点でも権利上の問題はないはずだ。
なぜZenn?
これは単に使ってみたかったかから。ブログやNoteなどで掲載することも考えたが、ひとまとまりのEブック的な塊で情報提示するのであればZennは良いサービスだと思う。
クイックリー?
Eブックのタイトルは「要求開発クイックリー」というタイトルにしている。これはDDD Quicklyというドメイン駆動開発に関する短いブックレットを模している。骨子を紹介する短い本にしたかったのでこの形にしている。
今後の展望について(?)
特に考えていることはない。ただこの復刻作業を実施して、いくつか考えたことがある。それらは本ブログで掲載するかもしれない。