1日1時間の読書で上位1%の成功者になろうという記事が目に付いた。タイトルは煽りすぎだと思うし、成功者になれるかどうかはわからない。けれど、読書は他人と差別化する手段としては便利なのでおすすめ。
継続学習力
冒頭で紹介された記事はアメリカでの調査結果「25%の人は最近1年間に1冊の本も読んでいない」から始まり「毎月たった1冊の本を読むだけで、自分の属する社会の中で上位1%の収入を得られる」という話になっている。収入を引き合いに出しているあたりが非常に釣りっぽい。けれど、学習姿勢の有無は割とまわりの集団から一歩飛びぬけるには、非常に簡単な方法ではある。
仕事で関わりのある身近なエンジニアは実際のところ「技術書なんてあまり読まない」のが一般的。たいへんさびしい現実なのだけれども、実際に学習する人は20%以下とも言われるのだから、あたりまえなのだ。
(中略)
べつに技術書を読んでいるから必ずしも優秀とは思わないけど、読んでいる人は柴田さんの言葉を借りると「信用できる」。そして、その割合は2割以下なのだと思っている。
継続学習力 - 勘と経験と読経
以前に書いたこの記事では「仕事のための12の基礎力」という書籍に書かれていた「自分の意思で仕事に関わる新しい知識やスキルを身に付けたり、資格をとるための取り組みを行った人はたったの18.4%だった」という2002年の調査を引き合いにしている。改めて調べてみたら昨年の調査報告もネットで公開されているようだ。
- ワーキングパーソン調査|その他の調査|リクルートワークス研究所
- 2014年度の調査では・・・
- 勤務時間外の学習活動は28.8%の人が実施している(比率が増えたのは不景気だから?)
- 学習を行っている人の1週間の平均学習時間は3.7時間(意外と少ない印象)
別に時間をかければ良いというわけではないが、やるやらないの差は大きいだろう。
読書
別に読書がベストな学習手段と言うつもりはないけれども、費用対効果が非常に高い学習手段であるのは確かだ(必要なのは数千円と自分の時間だけ)。というわけで、自分はかなり読書することに力を入れている。
- 読書は通勤時と就寝前に時間を取ってやる
- 難しい本は、1日1章読むなどの計画を立てて歯を食いしばって読む
- 最後に読書メモを書く
継続学習力というエントリで技術書やビジネス書などに関する読書について書いたのだけれども、自分は単に読むだけではなく読書ノートをつけている。というわけで、読書ノートに関するメモ。
読書ノートのこと - 勘と経験と読経
業務時間外か、時間内か問題
読書というと業務時間外のイメージがあるけれども、必要であれば業務時間内でも読む主義。咎められたことはない。
- 執務室/自席で読むこともあるけれども、状況が許せば会議室や喫茶店に行く
- あくまでも業務に必要なことなので、勤務時間内でもやる
- 仕事にただちにフィードバック。メンバーなどにも内容をフィードバックしたり要約を公開したりする。
- 仕事はチームプレイなので、チームのリズムや雰囲気を壊すようなやり方でなければいいと思う
ITエンジニアの業務時間外の学習 - 勘と経験と読経
ラーニング・アニマルの道 - 勘と経験と読経
まぁ好きにやればよいと思うのだけれども。