勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

職人プログラマは顧問プログラマになれるのだろうか

「顧問プログラマ」という概念に関する雑感。以下のブログを読んだ感想。職業倫理について。短め。

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顧問(こもん、英語: adviser、counsel、of counsel)は、ある組織に関与し、意志決定を行う権限を持たないが、意見を述べる役職やその役職に就いている者のことである。オブザーバー、参与、カウンセルなどというときもある。相談役も同義の役職名称だが、やや栄誉職的なニュアンスが強い。
顧問 - Wikipedia

「専属職人プログラマ」と「顧問プログラマ」は違うと考えている。前述の記事だと「顧問プログラマ」を顧問弁護士や顧問税理士と対比させて説明しているのだけれども、弁護士や税理士が単なるある分野の高スキルホルダーだと誤解をしている印象。
弁護士や税理士は、当然のことながら専門性を有している。のみならず、それぞれ職業人としての倫理を持っている(守らなければならないルールがある)。例えば守秘義務は弁護士や税理士と個別に結ぶ必要は無い。なぜなら、弁護士や税理士である時点で、守秘義務を負っているからである。他にも様々な義務がある。こういった義務や責任を負っていない時点で、同列に論じるのはちょっと違うんじゃないかと思っている。

前述記事だと(たぶん意識して避けているのだと思うけれども)「技術コンサルタント」と言うのが適切なんじゃないかなぁと思った次第。ただ、この分類は差別化が難しいのだろうと思うけれども。