勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

2018年上半期に読んだ本まとめ

2018年1月~6月に読んだ本のまとめ。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。

2018年上半期に読んだ本

2018年1月~6月に最後まで読み終わった本はこんな感じ。

  1. 進化する銀行システム 24時間365日動かすメインフレームの設計思想
  2. 騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編
  3. モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
  4. [asin:B01MYNIDO2:title]
  5. カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
  6. アロウズ・オブ・タイム (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
  7. GE 巨人の復活
  8. あなたの人生の物語
  9. 香匣は心臓を望む (Amazonから消えてしまった)
  10. 「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみ
  11. まなざしのデザイン
  12. 影響力の正体 説得のカラクリを心理学があばく
  13. テスタメントシュピーゲル3 下 (角川スニーカー文庫)
  14. [asin:B0719WDHQ7:title]
  15. パケットキャプチャの教科書
  16. ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え
  17. 公正的戦闘規範 (ハヤカワ文庫JA)
  18. 1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣
  19. 習得への情熱 チェスから武術へ――上達するための、僕の意識的学習法
  20. 飛行士たちの話
  21. 悪童日記
  22. 詳解 システム・パフォーマンス
  23. [asin:B077LWT7WB:title]
  24. 9プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために (早川書房)
  25. [asin:B076HMM5CQ:title]
  26. NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる 最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方
  27. 不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫)
  28. 棋士とAI-アルファ碁から始まった未来 (岩波新書)
  29. セキュリティコンテストチャレンジブック CTFで学ぼう!情報を守るための戦い方
  30. 決定版 上司の心得 (角川新書)
  31. 退屈をぶっとばせ! ―自分の世界を広げるために本気で遊ぶ (Make: Japan Books)
  32. [asin:B079P3Q4N3:title]
  33. [asin:B079P1R3T4:title]
  34. チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
  35. [asin:B00SF6JN7M:title]
  36. 多動日記(一)「健康と平和」: -欧州編- (電子版 未来文庫)
  37. 世界一やさしい「思考法」の本 「考える2人」の物語
  38. アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方―――一人ひとりの能力を100%高めるマネジメント術
  39. 世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

オススメビジネス書編

このシーズンは能力開発/自己啓発の名著の類の積読を頑張って消化してたのだけど、あまりアタリは無かったかなぁ。そんな中で、「世界一やさしい「思考法」の本 「考える2人」の物語」は有用度が高かった。自分というより後進指導の悩み比率が高まるお年頃なわけで、平易に伝える方法が書かれているのも良いし、人によっては丸投げても読んでくれそうなハードルの低さ。

業界分析/研究カテゴリーで言えば「GE 巨人の復活」は評判通りの良書で、いろいろと刺激があった。この類の本は訳書が多いのだけど、本書は最初から日本語で書かれた邦書である。おそらく製造業の方向けに書かれた本なので、ソフトウェア開発技術者であれば、そんなに新しい話があるわけではない。が、巨人がエクストリームな方向転換をしたこと、及びそのアプローチは非常に興味深い。

GE 巨人の復活

GE 巨人の復活

オススメ技術書編

元からソフトウェアの低レイヤ技術(OSとかコンパイラとかネットワークとか)には興味と憧れがあったのだけれども、ちょうど仕事でも近しい領域の課題があったので集中的な勉強を始めたところだったりする。というわけで、話題の技術書の類はぜんぜん手に取っていない点は反省。一方で学び始めた領域はとても面白く、今はOSの作り方などを勉強し始めてたりする。

繰り返し読んだ本は「詳解 システム・パフォーマンス」で、システム屋としてはこの本でいろいろととっかかりを手に入れた気がする。副読本(教科書)として、以前にセールで手に入れていた所謂[asin:B00SF6JN7M:title=ヘネパタ本]を読んで、いろいろと知識が深まった気がする。

詳解 システム・パフォーマンス

詳解 システム・パフォーマンス

  • 作者:Brendan Gregg
  • 発売日: 2017/02/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
[asin:B00SF6JN7M:detail]

あと、せっかくなので得た知識を楽しむという点で「セキュリティコンテストチャレンジブック CTFで学ぼう!情報を守るための戦い方」でいろいろと刺激を得ることができた。セキュリティというテーマの競技に関するガイドなのだが、本書を読んだあと、公開されてる様々な問題を解く(プログラムを解析したり脆弱性を利用して、隠されている答えを手に入れるゲームである)にチャレンジし始めている。新しい学びがあり、なかなかに楽しい。

この半期の振り返り

年齢と職責的には、もっとマネジメントやら人心掌握術、戦国武将の話とかを読むべきような気もするのだけれども、むしろ逆に振り切ってしまったような気がする。せめて積読している「ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現」は読み終えたかったのだけど食指が動かないのはなぜなんだろう。

あと気になるのは視力の問題である。幸運にも目は良くてメガネもコンタクトも不要なのだけれども、疲れたり酒を飲むと、読書がつらいことがある。もしかして老・・・。

まあ、電子書籍は必要に応じて文字サイズが変えられるのでかなり助かっているのだが。