たぶん今月末までKindleセールで角川書籍の多くが半額になっている。というわけで、前から気になっていた角川インターネット講座のシリーズを何冊か読んでいる。最終巻の伊藤穰一さんの巻が月末に発売されるようだけど、滑り込みでセール価格で買えないかな……
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買ったのは次の二冊。他の巻も全部読みたい気持ちもあるけど、余力が足りない。
第三の産業革命 経済と労働の変化
人によるのかもしれないけれど、自分の職業人生はインターネットと深く絡み合っている。というわけでこの巻で語られる「経済と労働の変化」というのは他人事ではなく、まったくの自分ごとだ。山形浩生さんの監修ということもあり、安心して読める内容。- 古くは20年前に書かれた情報産業(革命)に関する論考の再録から始まり、現在までに「予想されたこと」「予想できなかったこと」を複合的に見るような構成が興味深い。
- 経済活動の新たな形としてオープンソース活動を俯瞰するエリック・レイモンド「ノウアスフィアの開墾」も含んでいる。
- ネットを取り巻く最新状況として、メイカームーブメントやビットコインを含む金融状況までを包含
というわけで、最初から最後まで楽しく読める本だと思う。
一方で編者の山形浩生さんはこう言っているが
良い意味で浮いているんじゃないだろうか。
ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代
実はまだ最後まで読んでいないのだけれども、こちらははてな代表の近藤さんが監修しているもの。自分は日々インターネットを最大限活用して仕事もしているし、生活をしていると思っているのだけれども、その半分は「インターネットを使ってコミュニティと関係している」のだと思っている。というわけでこの巻もかなり興味深い。
ちなみに近藤さんの本書に対するコメントはこれ。
ネットで進化する人類 ビフォア/アフター・インターネット
さて最終巻はこちらなのだけれども、10/27発売である。角川のセールがたぶん月末までだから、運が良ければ半額で買える?とりあえず発売を楽しみに待ちたい。