勉強会への参加メモ。コミュニケーション重視でいろいろと興味深いビジネスモデリング手法の本「Business Model Generation(通称BMG)」で紹介されている「ビジネスモデルキャンバス」をひたすら書くという勉強会である。とはいえ、詳しいレポートはtakigawa401さんのところでまとめられているので、感想などをすこしだけ書く。
- キャンバス100本ノック2 THE REVENGE #bmgworks - BMG Works(旧ビジネスモデルジェネレーションで何かやる) | Doorkeeper
- 3/15(金)、「キャンバス100本ノック2 THE REVENGE #bmgworks 」に参加してきました。 - ミッションたぶんPossible
ワークの要約
今回のワークはこんな感じ。詳細はtakigawa401さんのレポートを見ていただきたい。
- Business Model Generation に書かれているApple iPodのビジネスモデルキャンバスをそのまま描きながら、キャンバスの素振り
- 3人のチームを作り、ひたすらビジネスモデルキャンバスを描く(20分くらい) × 2セット
- センターにあるデッキから用紙を取って描く。用紙には企業名が既に入っている(たまに、白紙もある)
- 次に、Business Model Youで紹介されているパーソナルキャンバスを描く(20分) ×1セット
- センターにあるデッキから用紙を取って描く。用紙にはスポーツ選手やタレントなどの名前が書いてある。
- ただし、トラップとして「ヒーローキャンバスが入っている……(しかも意外と多い)。
とにかく、ひたすらキャンバスを描き続けたのだった。1チーム平均10枚書いたので、1枚あたり平均6分ほど。
instagr.am
あまり深く考えずにたくさん書くことの価値
今回のワークはとにかく3人チームで大量にビジネスモデルを描くというものだったのだけれども、実際に5分~10分でひとつのビジネスモデルを考えて描くのはまず楽しかった。そして、何よりも描けるということ、またその5分~10分のメンバーとのコミュニケーションの中でも大いに気づきがあるというのが驚きだった。
取り扱うのが「ビジネスモデル」と言うと、なんというか眉間にシワを寄せて「本質とは何か」などと難しいことを考えてしまいがちだ。しかし実際は、根を詰めて素晴らしく詳細なモデルを描くということについてはあまり価値が無いのかもしれない。
そしてビジネスモデルキャンバスは10分で描ける、ということを理解し経験することが大きな武器になるような気がしている。
白紙から10分で描けるのであれば、喫茶店でもどこでも、描けるはずだ。
独習だけではわからないことがある
Business Model Generationは美しい書籍で、読んでいても楽しい。しかし、ひとりで独習していくとつい「美しく」「完成した」モデルを描くことを目標にしてしまうような気がする。しかし実際にはコミュニケーションをしながら描くということのほうが大切だと思う。だから、こうしたワークショップに参加して手を動かしてみているのだ。
私の参加しているグループは、以下のFacebookグループでゆるく集まっているので興味があれば参加いただきたい。