勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

サムライ・エピソードを読んだ

達人出版会から発売された電子書籍「サムライ・エピソード」を読んだ。ひとことで言えば、アジャイルソフトウェア開発に関する日本人開発者26人のエッセイ集である。とはいえ、個人的には「アジャイル部分」は引いて読んだ。普通の開発者による、普通のソフトウェア開発の現場に関する話だと思って読んでも、非常に興味深い。

熟練とは「唯一最良の方法」を見つけ出すということではなく、日常的な仕事の中から新たな洞察を行うという発見の旅なのです。
ソフトウェア職人気質―人を育て、システム開発を成功へと導くための重要キーワード (Professional Computing Series)

本書に登場する人はだいたい以下のような共通点があるような気がする。

  • ソフトウェア開発の現場に何らかの問題意識を持っている
  • 現場の人間であり、コンサルタントやアジャイルコーチといった特権者ではない(一部例外あり)

つまり、ふつうのソフトウェア技術者なのである。

そういった「ふつうのソフトウェア技術者」が自らの経験を語るというのは大いに意味があると思うし、流行って欲しいと思う。一部の界隈では勉強会でLTとして発表することが流行っているけれども、個人的にはこういった文章での共有のほうが発展的で良いと考えている。

サムライ・エピソード
26人のサムライ達
達人出版会
発行日: 2012-09-14
対応フォーマット: EPUB, PDF