昨年に引続き、2016年1月~6月に読んだ本についてふりかえってみるもの。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あと雑誌コミック類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。全般的には旬な本をぜんぜん読んでいないな・・・
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2016年上半期に読んだ本を並べてみた
オススメ文芸書編
色々と読み散らかしているけれども、ITエンジニア的に以下スライドを見て手に取った「赤めだか」が面白かったし名著だったので一番のオススメ。教育論としても読めるけれども、単純に内容が面白くて楽しく読める。古典落語にも興味を持ってしまった。
もうひとつ。今年映画化もされた「火星の人」はジャンルとしてはSF小説だけれど万人向けのエンターテイメント作品となっているので強くオススメしたい。逆境に立ち向かうエンジニア魂に震えるし、その経過を面白おかしく日記形式で書くという構成はソーシャルネット時代向きで楽しい。
オススメビジネス書編
今年前半は割と人類の進歩を実感することが多かった。重力波の検知が報道されたり、日常的に人工知能の話題が聞こえるようになってきた。というわけでレイ・カーツワイル氏の「シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき」を取り上げたい(なおこの本は2005年の著作である)。現在読んでも非常に刺激的だが、電波な内容も含んでいるので注意(同氏は自身の肉体で実験を行いながら不老不死を目指していたりする)。
とりあえず同書を読んで、自分は2045年まで生存することを優先度の高い目標にしている。
オススメ技術書編
残念ながら最近の旬の技術書をタイムリーに読めていない。「マイクロサービスアーキテクチャ」とか「カンバン仕事術」「スクラム現場ガイド」なども読みたいのだけれども辿り着けていない。2015年の積ん読をこなすので精一杯である。
「ソフトウェアシステムアーキテクチャ構築の原理 第2版」は有用度で文句なしの一品。アーキテクト関連の仕事をするのであれば目を通すべき鉄板本。
一方で「ビヨンド ソフトウェア アーキテクチャ Object Oriented Selection Classics」はサービス開発、製品開発に関わるエンジニアにお勧めしたい本。受託開発の人にはあまり響かない気がする。
オススメしないけど面白かった本
今年前半での大きなニュースの一つが「アルファ碁」であることは間違いないと思う。
で、ミーハーではあるものの改めて碁に興味を持ったので、いろいろ調べた結果以下の本で学習を始めてみている。
なんとなくルールと指し方はわかった気になっているが、ブラウザでできる碁ゲームでは9路盤で時々勝利できる程度。まったく上手にはならないけれども頭の体操としては楽しめている感じ。最近の読書環境について
画像からも見て取れるように、読書の大半はKindle端末で読んでいる。読書時間のほとんどが通勤時ということもあり、物理図書だととても持ち歩けない分厚い技術書などが読めるのは大変に便利である。新型の端末が発売されているけれども2013年に購入したKindle PaperWhite(第5世代)を継続して使用中。バッテリーの持続時間は短くなっているのかもしれないけど1週間以上は持つので、まったく不便はない。
故障などで買いなおす事になったとしても、たぶん同じ機種(PaperWhite 広告なしWi-Fiモデル)を買うだろう。物理ボタンはあったら便利かもしれないけれど故障リスクもあるわけで、あまり興味は無い。
Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー(第7世代)、Wi-Fi 、4GB、ブラック、広告つき
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: エレクトロニクス
Kindle以外の本はだいたい公立図書館で借りたものを読んでいる。というわけで物理図書を購入するのは現在、または将来子供と共有したい時だけである。
読書の大部分は通勤時間と書いたけれども、最近の本の読み方は具体的にはこんな感じ
- ビジネス書、技術書、文芸書を並行して読む(気分にあわせて選ぶ)
- 通勤時間、電車等が混雑していない場合は読書。混雑している場合はPodcastなどを聴いている
- だいたいKindle端末で本を読んでいるけれども、状況によってはスマートフォンのKindleアプリで読むこともある
- 就寝前も読書。Kindle端末はバックライトがあるので便利
- 技術書とビジネス書は読了後、カフェか自宅で読書ノートをまとめる習慣を継続中
年齢的にはそろそろ老眼が怖いのだけれども今のところは大丈夫。まぁそうなったらKindleで文字サイズを大きくして読めばいいのだけれど。