勘と経験と読経

略すとKKD。ソフトウェア開発やITプロジェクトマネジメントに関するあれこれ。

Work

2023年に買ってよかった老眼対策グッズ

2023年に老眼対策グッズを買ってQoLが向上したという話。遠近両用メガネと読書灯とアイケアグッズについて。 老眼マジでつらい もともと視力は良い(現在も裸眼で両目1.2)のだけれども、40代後半で老眼がひどくなった。最初は+1.0のリーディンググラスを愛…

最近読んだフィードバックに関する本を3冊紹介する

先日読み終わった「みんなのフィードバック大全」が面白かったのだけれども、ふりかえってみるとフィードバックというテーマの本は他にも何冊も読んでいた。おそらく深層意識のどこかでフィードバックに関する課題感を感じているのだろう(大げさ)。復習も…

エンジニア目線で「記者ハンドブック(第14版)」をチェック

SNSのタイムラインで「記者ハンドブック 第14版 新聞用字用語集」が話題だったので手に取ってみたら非常に良かった。現代では短文で明確なコミュニケーションをすることの重要性が高まっている。校正ツールに頼れば良いという考え方もあるだろうが、理屈を知…

エンジニアの中高年危機について考える1:モダンエルダー

中高年になってしまったので、中高年危機について勉強したり考えている。というわけで何回かに分けて調べたことや考えたことをアウトプットしていきたい。明確な構想を立てているわけではないので、先に進むにつれて考え方も変わるかもしれない。今回は「モ…

フィードバックと1on1について考える 2022

立場と年齢的に、後進を指導しなければならない局面が増えている。個人的には7-8年前から1on1を中心としたアプローチを使っているのだけれど、最近あらためて1on1やフィードバックについて考え直したという話。「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュ…

在宅勤務とワイシャツと私

生活ネタ。1年ぶりにワイシャツを新調した。昨年3月くらいからずっと在宅勤務なのだが勤務時間中は(頑固にも)ワイシャツを着ている。This week’s cover, “Love Life,” by Adrian Tomine: https://t.co/RkqYru1NlG pic.twitter.com/LRuCXjlsK0— The New Yor…

More Effective Agileの前半部分を読んだ #デッドライン読書会

読むのが骨な(積みがちな)技術書やビジネス書を取り上げて2週間の読書期限を課して読んでアウトプットする仮想読書会「デッドライン読書会」の第16回。今回はSteve McConnell氏の「More Effective Agile」前半部分(12章まで)がノルマである。予測にたが…

マイ仕事術2017を「マニャーナの法則」を読んでアップデート

ある時期から仕事術や手帳術に関する書籍は読まないようにしていたのだけど、いろいろなところで「マニャーナの法則」がオススメされたのでこの手の本としては久しぶりに読んでみた。いろいろと示唆があったので、整理してみる。仕事に追われない仕事術 マニ…

毎日の読書で成功するのか

1日1時間の読書で上位1%の成功者になろうという記事が目に付いた。タイトルは煽りすぎだと思うし、成功者になれるかどうかはわからない。けれど、読書は他人と差別化する手段としては便利なのでおすすめ。 1日1時間の読書で上位1%の成功者になろう | ライ…

Googleマネジメントの元ネタでもあるインテル経営の本を読んだ

ちょっと前に目に付いた「1 on 1 で 何を話すのか? マネージャ/ソフトウェアエンジニアの立場から」というブログ記事で紹介されていた「インテル経営の秘密―世界最強企業を創ったマネジメント哲学」を読んだメモ。かなり以前から気になっていたのだけれども…

向上心より危機感と地道さが残業を減らすのだ

残業削減などのコンサルティングで有名な小室淑恵さんのセミナーを聴き、著書「ほんとうの豊かさを手に入れる 人生と仕事の段取り術 (PHPビジネス新書)」を読んだのでその感想など。個人的には生産性向上は力を入れてきたテーマで「7つの習慣」から始まり「G…

定時出社は必要か云々

定時出社は重要なのだろうか? 天才的だが時間にルーズな技術者は許容されるべきか? といった内容のブログエントリが目に付いたので考えた事。わたしは、プロフェッショナルとしてはそういった働き方は許容されると思うけれども、会社員としては厳しいので…

手書きメモについて。プログラム以外を写経したっていいじゃない

ちょっと前に書いた記事に、普段書いている手書きの読書メモをついでに貼り付けておいたらそっちへのツッコミが多かったでござるの巻。というわけで手書きメモについて。 はてなブックマーク - いまさら「ドメイン駆動設計」を読み終えた - 勘と経験と読経 p…

万年筆のこと

普段使いの筆記用具に関して。約10年くらい筆記用具は万年筆にしている(補助的に蛍光ペンは時々使う)。その理由と経緯について。複数の人から聞かれたのでブログに書いてみる。 View this post on Instagram A post shared by Kent Ishizawa (@agnozingday…

マークアップ、Excel方眼紙

自分の所属がSIerだからなのかもしれないけれど、一定比率で「文書はExcelで書くのが効率的」と主張する輩が周りに出現する。Excelはやめてと言っても聞いてもらえない。いわゆるExcel方眼紙。とはいえ、SIばっかりやっていて、おバカになってるのだけが理由…

ソフトウェアエンジニア向けの小説仕立てのビジネス書3冊

気がついたらトム・デマルコの「デッドライン」のKindle版が発売されていた。この本が素晴らしいのは、内容が小説仕立てになっているという点である(もちろん内容も素晴らしい)。本書を始めとして、私が重要だと考える小説仕立てのビジネス書を三冊紹介し…

読書ノートのこと

継続学習力というエントリで技術書やビジネス書などに関する読書について書いたのだけれども、自分は単に読むだけではなく読書ノートをつけている。というわけで、読書ノートに関するメモ。 読書の効果を100倍にする「読書ノートの作り方」:読書で得た知識…

継続学習力

『プログラマー”まだまだ”現役続行 (技評SE選書)』の柴田さんのブログを読んでいて考えたこと。仕事で関わりのある身近なエンジニアは実際のところ「技術書なんてあまり読まない」のが一般的。たいへんさびしい現実なのだけれども、実際に学習する人は20%以…

社内内弁慶について

割と気軽に使っていた「社内内弁慶」というキーワードについてのまとめ。ブログ等で反応いただいたり、それを読んで考えたことなど。発端のエントリはこちら。 社内勉強会をやらない理由 - 勘と経験と読経 社内内弁慶の定義 社内内弁慶という単語は以下の過…

電子メールとの付き合い方

電子メールに関するブログエントリを立て続けにいくつか見たので、自分の使い方を整理してみた。ソフトウェア開発に従事しているからということもあるが、電子メールは一日中使っている大事な道具である。一日中使っているということは、些細な使い方の違い…

会議進行と議事録とメタ視点

ちょっとした思いつき。会議進行が下手な人や議事録を書くのが苦手な人は、メタな視点を持てていないからなのではないだろうか。喋っている自分を含めた会議全体を意識してみることについて。 セカンド自分とサード自分 大人タバコ養成講座などで有名なデザ…

忙しそうに見えない人と仕事がしたい

虚言妄言の類。「忙しいのが好きな人は仕事ができない」という記事を読んで考えたこと。「忙しい」という言葉の意味をデジタル大辞泉で引くと「1.多くの用事に追われて暇がない。多忙である。2.せかせかして落ち着かない。せわしない。」とある。別に仕事の…